「映画マニアのための映画祭」 光州国際映画祭開幕へ



 「シネフィル(映画を愛する人々)、復活を叫べ」をテーマに、第3回光州(クァンジュ)国際映画祭(Giff)が、22日から31日までの10日間、光州市一帯で開催される。

 上映館は光州劇場、シネシティー、エンターシネマなど、忠壮路(チュンジャンノ)の映画館街やナムド芸術会館、朝鮮(チョソン)大学ソソクホール、光州教育大講堂などだ。

 人間の魔性を探求し続ける金基徳(キム・ギドク)監督の新作『春夏秋冬そして春』をオープニング作品に、世界22カ国、216本(長編109本)の映画が上映される。『春夏…』は一人の童僧の成長を追い、人生の意味を問う作品だ。

 クロージング作品は今年のカンヌ映画祭のコンペ部門にノミネートされたチリのラウル・ルイス監督の『CE JOUR-LA』。奇怪な行動をする人々が素材で、無惨な連続殺人さえも滑稽に描く超現実的コメディーだ。

 光州国際映画祭は第1回の開催時から“映画マニアのための映画祭”としてスタートした。

 コメディーを中心に特定ジャンルの映画のみを“偏食”している最近の韓国の映画界の状況を反映し、こうしたコンセプトを打ち立てた。

 プログラマーのイム・ジェチョルさんは「映画が好きな人であればあるほど映画館で満足できるだけの映画を見付けることがでォず、`外されるほどに、映画フ選択の幅が狭められた」とし、「さまざまなジャンルや作家の映画を紹介し、映画を“分る”人々が楽しむことのできる映画祭にした」と語った。

 開幕式と深夜上映は1万ウォンで、その他は5000ウォン。問い合わせはホームページ(www.giff.or.kr)、または電話 (062)228-9968まで。

朴敦圭(パク・トンギュ)記者
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