隠された秘境へ 金剛山の華「世尊峰」②



 金剛(クムガン)山・世尊(セゾン)峰の登山の出発点は、温井(オンジョン)閣を通り過ぎた動石(ドンソク)ゴル駐車場から始まる。神渓(シンゲ)川入り口からは、一抱えに余る紅松の群落地が続き、真直ぐ伸びた松林から漂う清々しい松の香りが森林浴には持って来いだ。

 集仙(ジプソン)峰(1351メートル)と世尊峰の間の動石洞渓谷は、紅葉、カバノキ、桂など様々な広葉樹種が群落を成している。広葉樹や紅松林の色の対比がはっきりしており、ぺ岩から眺める季節の展望が圧巻的。



 動岩洞から30分ほど登ると、集仙峰と世尊峰の水流が集まる場所(ハプスモク(合水目))に辿り着く。世尊峰を控え、一番大きな水の流れだ。水晶のように澄んだ渓谷の水の味が、どんなミネラルウォーターよりも美味しい。

 登山路の後半に出会う九龍(クリョン)瀑布や飛龍(ビリョン)瀑布の天地に轟き渡る滝の音や、水の流れの壮大なスケール、そして金剛門の秘境は、金剛山を訪れる充分な理由になってくれるはずだB

『金剛山=スポーツ朝鮮/金ヒョンウ記者』

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