韓中合作映画『火蛾』にトニー・レオンら豪華キャスト

 中華圏のトップスター、トニー・レオンとチャン・ツィイーが、韓中合作映画『火蛾』で忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)に登場する。

 トニー・レオンは『花様年華』でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞した香港を代表する俳優。最近、『極道の妻2-帰って来た伝説』に特別出演して話題を集めたチャン・ツィイーは、『グリーン・デスティニー』に出演してヨーロッパやハリウッドでも知られるトップスターだ。

 国際舞台でも認められた2人の『火蛾』出演が実現したのは、中国側のパートナーである「中国電影集団公司」の積極的なアプローチのため。2人の出演料は合わせて約13億ウォンになるという。

 『火蛾』は韓国の「EQエンターテインメント」と「チャンア・ピクチャーズ」が制作し、中国での映画制作などの関連業務を総括する「中国電影集団公司」が中国側のプロダクションを支援する。監督及び全体のスタッフは韓国側が担当し、70億ウォンの制作費のうち「中国電影集団公司」が20億ウォンを投資する。

 これまでに機材貸与やスタッフが参加する形での合作支援はあったが、中国側が今回のように制作費を投資するのは前例がない。世界舞台にも通用するしっかりとしたシナリオを中国側が認めた証だろう。

 『火蛾』とは火取蛾(ヒトリガ)を意味する。1910年の上海を舞台にした映画で、日帝に立ち向かう韓中連合独立軍の活躍と両国の若者の愛と友情を描く。トニー・レオン、チャン・ツィイーと三角関係を演じる韓国人隊員役には、忠武路のトップスターたちの名前が候補に挙がっている。中国オールロケで制作され、クランクインは来年の3月を予定している。

スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者
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