ピーターパンに大変身したプリマドンナの李貞花

 ミュージカル界のプリマドンナ、李貞花(イ・ジョンファ)が超大型ミュージカル『ピーターパン』(8月7日~18日、蚕室(チャムシル)室内体育館、李ジョンフン演出)の主人公、ピーターパンを演じるのは少し意外だ。

 女優が少年を演じるからだけではない。『ウェスト・サイド・ストーリー』から『Tempest』に至るまで、大型舞台を中心にずば抜けた歌唱力を誇り、舞台の外では滅多にその素顔を見せない神秘さをも感じさせた李貞花が、少年の格好をして愛嬌を振り撒くとは…。

 しかし、ソウルでの公演を控えて5日に会った李貞花は、すっかりいたずらっ子の顔になっていた。

 李貞花は『ピーターパン』が「多くの面で私にとっての新しい挑戦」と語った。

 20年近いミュージカル人生で「ファミリーミュージカル」に出演することも、1万席の客席のある体育館での公演も初めてだ。23億ウォンの制作費を投じて実物大の海賊船まで登場させ、壮大な創作音楽が流れる超大作のミュージカルだ。

 それでも李貞花は「長年の夢を一つ叶えて胸がいっぱい」と言う。

「子供の時からピーターパンになることを夢見ていました。ネバーランドでいつまでも子供のまま暮らしながら空を飛び回って、より広い世界を夢見る…。私は子供の時も、男の子たちと一緒に高い階段から飛び降りて、空を飛ぼうとしていました」

 少女の夢は今、舞台で実現されることになった。李貞花は『ピーターパン』の舞台で、ラスベガスショーで知られる米国のZFXチームが操作するフライングシステムのピアノ線にぶら下がり、舞台の上15メートルを悠々と飛び回りながら歌って演技する。

「最初は少し怖かったです。落ちたら終わりですから。先月の大田(テジョン)公演では、公演を終える度に汗びっしょりになり、衣装を脱いだら絞れるほどでした。それにしても飛べば飛ぶほど病み付きになりますね」

 李貞花は「幼い観客が、私にとても多くの刺激を与えてくれる」と語った。

「少し騒いだりはしますが(笑)、とても純粋です。面白ければ笑って、怖ければ震えて、私が演じる通りに反応してくれます。眠っているピーターパンの後から悪党のフック船長(李ヒョクジェ)が水の中に毒薬を入れようとするシーンでは、子供たちが『ピーターパン!早く起きて!フックが毒を入れる!』って大声で叫ぶのに感激して、涙が出てきました。あまりにも一生懸命叫ぶので、起きてしまおうかと思ったほどです」。

問い合わせ(02)3141-1345金明煥(キム・ミョンファン)記者
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