沈銀河(シム・ウナ)のカムバックが極秘プロジェクトとして進められている。
ファンや芸能界が熱烈にカムバックを望むあまり、芸能界の合言葉になってしまった「沈銀河のカムバック」が、SBSテレビによって実現されようとしている。
現在、復帰作として極秘に進められている作品は、SBSテレビが来年に放送を予定している『土地』。朴景利(パク・ギョンニ)原作の大河小説で、すでに何度もテレビ放映され、出版界はもちろんテレビ業界のベストセラーになった作品だ。
全100回で企画されたこの作品は、『糞礼記』など土俗的な韓国ドラマを中心に演出してきた中堅演出家の李鐘漢(イ・ジョンハン)PDが手がけ、人気作家の李ホング氏が放送版権を購入して制作が進められている。
沈銀河の演じる役は『土地』の全編を導くヒロインのソヒ。80年代初めから90年代初めにかけ、韓恵淑(ハン・ヘスク)、崔秀知(チェ・スジ)など、当時の人気女優が演じた役だ。ドラマ自体もスケールやストーリーの面で、これほど韓国人の心の琴線に触れた作品はないというのがテレビ業界の定説だ。
これについてSBSテレビの関係者は「沈銀河をキャスティングするために準備中の作品は、これまで噂された『王の女』ではなく『土地』」としながら、「強靭な韓国の代表的な女性像であるソヒ役には沈銀河が適役」と語った。
この関係者はまた「沈銀河と『土地』への出演をめぐって緊密な接触を行っており、『前向きに検討する』といった返答を最近、沈銀河の関係者を通じて得たため、良い結果が予想される」と楽観した。
しかしSBSは「沈銀河に対する“VIP待遇”はもちろんだが、噂されている出演一回につき3000万ウォン以上の待遇といった現実的に不可能な公約はできない」としながら、「沈銀河のプライドを尊重しつつ、金銭面よりは彼女を最も美しく描き、最高の演技ができるような環境を整えることが優先」とした。