息も詰まるような迫力のジャズ 「カシオペア」がやってくる

 “Jフュージョン”の代表グループである日本の「カシオペア」が2年ぶりに訪韓する。“Jフュージョン”とは、カシオペアと人気を二分する「T-SQUARE」の両グループが作り上げた日本のフュージョンジャズの略称だ。

 カシオペアは8月9日午後7時30分から、慶煕(キョンヒ)大学・平和の殿堂の舞台に立つ。1996年と2001年に続いて3度目の公演となる。

 T-SQUAREとカシオペアが1977年に結成されてから今年で25周年を迎えた。今年6月に来韓公演を行ったT-SQUAREに続き、カシオペアも25周年記念ツアーの最後の舞台を韓国に選んだ。

 T-SQUAREがサックスを前面に出し、完璧に計算された音楽を聴かせるなら、カシオペアはロックに近いギターとパワフルなベース、迫力あるキーボードで構成されたフュージョンを得意とする。

 カシオペアの曲『Trance Evolution』がMBCテレビの『ニュースデスク』に使われるなど、国内のテレビ番組でもよく耳にする音楽だ。

 野呂一生(46/ギター)、向谷実(47/キーボード)、鳴瀬喜博(54/ベース)で構成されたカシオペアは、最近36枚目のアルバム『Places』をリリースするなど、今までに数々のアルバムを発表してきた。国内では最近、35枚目のアルバム『Inspire』がリリースされた。

 ソウル公演では2001年の公演に引き続き、カシオペア全盛期のメンバーであると同時に、日本が生んだ世界的ドラマー、神保彰(54)が共に舞台に立つ。

 1980年から10年間カシオペアで活動した神保は「ドラムのテクニックを完成させた」という絶賛を受けるなど、過激なドラムテクニックを駆使する。

 カシオペアのサウンドは概して観客をヒートアップさせる音楽だ。パーティーに例えれば、屋外でのワインパーティーというよりは、照明を落としたクラブでのビールパーティーに似合う音楽だ。曲によってギターやベース、キーボードが曲を導き、各楽器の魅力を最大限に引き出した音楽を聴かせる。

 カシオペアは今回の演奏曲目に最近リリースしたアルバムから8曲を選び、残りの曲は過去のアルバムから選んだ。ロックコンサートを彷彿とさせた2001年の来韓公演を記憶するファンにとっては、見逃せない公演となりそうだ。問い合わせ1544-1555。

韓賢祐(ハン・ヒョンウ)記者
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