ペンションが韓国のレジャー文化をがらりと変えている。
ペンションは景観の秀麗な自然の中で、個人別荘のようにのんびりとした家族的な雰囲気を楽しめる新しいスタイルの宿泊施設だ。大型コンドミニアムより静かで、一般の民泊に比べ清潔であるため、若い世代を中心に人気を呼んでいる。
現在韓国には約900カ所のペンションが運営中で、このうち約半分が昨年(2002年)建てられたと言われるくらい、その数が急速に増えている。特に、単なる宿泊施設ではなく、各種のテーマやイベント、レジャースポーツを楽しめる施設を備えたペンションが増えつつあり、いわゆる「トータルリゾート」を志向している。
付帯施設として、カフェや土俗料理店を運営したり、サムルノリ(韓国古来から伝わる4種の打楽器の演奏)教習、野外DVD映画上映館などユニークなテーマを設けたところもある。
ペンションは主にスキー場の多い江原(カンウォン)道・平昌(ピョンチャン)郡、横城(フェンソン)郡、洪川(ホンチョン)郡、京畿(キョンギ)道・加平(カピョン)郡周辺など、連携して観光やレジャースポーツが可能なn域に密集している。しかし、今や全国的なマ光名所周辺には続々とペンションが建てられている。