『クレージーポップス』を指揮する朴ジョンホ氏

 「ポプコン」(ポップスコンサート)のシーズンがやってきた。

 「芸術の殿堂」が在米韓国人指揮者の朴ジョンホ氏(41)を招き、『クレージーポップス』と題したコンサートを8月7~9日、午後7時30分から同コンサートホールで行う。

 『ミニスカートとロングブーツ』(7日)、『ヘイ!ビートルズ』(8日)、『サウンドトラック1960』(9日)。ポップミュージックの黄金期である60年代のポップス、映画音楽、ミュージカルの名曲を3日間、ジャンル別に演奏する。

 米ニューヘブンの自宅で電話インタビューに応じた朴氏は「私は一つ(オーケストラ)が二つの頂点を極めることができると信じている」と語った。

 「情熱的な演奏、ユニークな協演者、映像のようなマルチメディアの結合を通じて、クラシックコンサートをもっと劇的に作ることができる」と語る。朴氏は「コンサートホールは遺物を積み重ねた博物館ではない」としながら、「クラシックのオーケストラは、もっと豊かな想像力を発揮することができる。ポップスコンサートもそのうちの一つ」と語った。

 朴氏は米カリフォルニア州バーリンゲームのカリフォルニア州立大学バークレー校とサンフランシスコ音楽院で音楽理論とピアノを学んだ。

 97年には破産直前のサンディエゴシンフォニーを引き受けて2年で経営を立て直し、米国で年間予算(720万ドル)が最も多いオーケストラに育てた。「コンサートホールを野球場のようにしよう」と、地域に根付いた演奏プログラムを開拓したためだった。現在、朴氏はコネチカット州のニューヘブンシンフォニーで常任指揮者として活躍している。

 「今回の舞台は、大衆音楽の中で最も創造的で想像力に満ちた時期の音楽で構成します。フランク・シナトラ、エルビス・プレスリー、ママス&パパス…。そして、ブロードウェーやハリウッドなど、ポップスの素敵で新しい世界にご案内します」。問い合わせ(02)580-1300。

金龍雲(キム・ヨンウン)記者
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