金喜善(キム・ヒソン)がスランプに陥ったSBSドラマを救えるだろうか。8月13日にスタートする水木ドラマ『窈窕淑女』(李ヒミョン脚本、韓支壱(ハン・ジョンファン)演出)は、金喜善のキャスティングを念頭に置いて作られたドラマだ。
月火ドラマはMBCテレビの『屋上部屋の猫』に、週末ドラマはKBSテレビの『ボディーガード』に圧倒されているSBSが、ソン・チャンミン、林玄植(イム・ヒョンシク)、コ・ス、朴ハンビョルら新旧スターを揃えた意欲作だ。
「SBSの『トマト』が終わってから、ドラマは4年ぶりです。あまりにも久しぶりなのでとても緊張しています。以前よりもさらに良い結果が出せればと思います」
『ミスターQ』や『風呂屋の男たち』、『グッバイ・マイ・ラブ』などのドラマでは「ヒットメーカー」として認められてきたが、映画女優としては実績を築けなかった。
『火星に行った男』、『敗者復活戦』、『カラー』など、金喜善が最近出演した映画は、観客動員も思わしくなく、演技力も高い評価を得ることができなかった。「失礼かも知れないが、なぜそうなったのか」と率直に聞いてみた。
「初めての映画が失敗した時は、視聴者はテレビでよく見る女優を、映画館にまで足を運んで見ようとはしないんだと思いワした。でも、今は私の勝手な考えだったと思っています。イメージチェンジのために、映画ではドラマとはまったく違ったキャラクターに挑戦してみましたが、私には合わなかったようです」
この自由奔放な女優は現実から逃げなかった。「謙遜することも学んで、もう一度自分自身を考えるきっかけにもなりました。次は必ず成功すると自ら催眠をかけるんです」
視聴者らは『窈窕淑女』で金喜善の見慣れたドラマ演技を再び目にする。
性格は「超ぶりっ子」で「用意周到」、人生の目標は玉の輿。金喜善が演じるのは、ずば抜けた美貌を武器に二股、三股、四股までかける27歳のキャビンアテンダント、ハ・ミンギョンだ。「愛イコール金だと思っていた女性が、星を愛する男性と出会って本当の愛を悟る」といったファンタジーだ。
久々にブラウン管に復帰し、意欲満々の金喜善に『窈窕淑女』というタイトルから何を想像するか聞いてみた。
国語辞典には「美しく、しとやか」とあるが、金喜善は待っていましたとばかりに「猫かぶり」と「見栄」と答えた。金喜善が演じる「窈窕たる淑女」ハ・ミンギョンが今から楽しみだ。