エロティックファンタジーを満喫する!

 エロスとクラシックの出会い。「映画で夢見るGロティックファンタジー」をテーマに掲げた異色の映画祭が25日から31日まで、ソウル市・新門(シンムン)路のシネキューブで開かれる。

 成人映画9本を上映するプログラムだが、上映作品リストを見れば、この分野では知る人ぞ知る名作がほとんどだ。

 上映作品の中で最も“過激な”映画は『愛のコリーダ』。1960~70年代の日本映画を代表する巨匠、大島渚監督のこの傑作は、セックスに溺れていく恋人たちの悲劇を冷淡な視線で観察した作品だ。1930年代の実話を素材にし、定という名前の芸者がセックスに執着して、最後には情夫を殺害するという内容だ。

 スペイン映画の巨匠、ルイス・ブニュエルの代表作『欲望のあいまいな対象』は、小間使いに惚れて彼女と一夜を過ごそうと努力する中年男性を主人公にした映画だ。小間使いはなかなか応じようとせず、始終一貫して男を焦らす。男はついに決定的機会を迎えるが、下着の紐の多さに苦戦して結局失敗し、泣き崩れる“名場面”も登場する。

 この他にも旅に出た2人の10代の少年と1人の人妻との奇妙な関係を描いたメキシコのロードムービー『天国の口、終わりの楽園』、軍隊から脱走した男が潜伏先の四姉妹と次々と恋に溺れる過程を描いたスペイン映画『ベルエポック』、10代の少女に心を奪われて恋に溺れていく男の話を扱ったスタンリー・キューブリックの同名作品を『ナインハーフ』のエイドリアン・ラインがリメークした『ロリータ』、最近国内で公開されて好評を得た『Better Than Sex』、本を読む仕事をし、さまざまな無理な要求に苦労する女性の話を描いたフランス映画『読書する女』も上映される。

 チケットは各6000ウォン。 問い合わせはホームページ(www.cinecube.net)または、電話(02)2002-7770まで。

李東振(イ・ドンジン)記者
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