先週1週間、各テレビ局の時事番組が相次いでBoAの「サクセスストーリー」を扱ったことに対する視聴者の意見が二分している。
MBCテレビは今月14日と15日の『深夜スペシャル』でBoAの成功を放送し、SBSテレビは19日の『そこが知りたい』で韓国の音楽業界の今後を探り、BoAを成功例として紹介した。
これに対し、「BoAのための宣伝番組か」「BoAが時事番組で取り上げられるほどの人物なのか」といった批判が寄せられた。
また、「芸能界不正疑惑事件」関与の疑いで調査を受けているBoAの所属事務所「SMエンターテインメント」の大株主、李秀満(イ・スマン)容疑者のインタビューを紹介したことに対しても「一人の歌手を成功させたという理由で兔罪符を与えようとしている」と叱咤した。
しかし、今回の放送を支持する意見も少なくない。韓国人歌手が日本で成功した事実をアンチファンの立場で揶揄してはならないという指摘だ。支持派は「12歳の時から苦労して今の位置を確保したBoAや、有望な新人を発掘して育てた功績は認めるべきだ」と反発している。
『深夜スペシャル』の制作を担当したプロデューサーのクォン・ギソプ氏はMBCのホームページを通じて「BoAの成功はBoA自身の魅力と資質、そしてこれを見出した所属事務所の企画と投資が生んだ作品」としながら、「韓国のエンターテインメント産業の発展のための模範的な前例」という立場を表明した。