KBS『全国歌自慢』が平壌特別公演へ

 KBS第1テレビの『全国歌自慢』が光復節(日本の植民支配から解放された日)を迎え、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌(ピョンヤン)で特別公演を行う。

 KBSは15日、「北朝鮮の朝鮮中央テレビとの共同演出・制作により、来月11日、平壌の牡丹峰(モランボン)で光復節特別公演を行うことを北側と合意した」としながら、「当方の宋海(ソン・ヘ)氏と北側の女性アナウンサーとの共同司会で、2時間の予定で行う」と明らかにした。この日の『全国歌自慢 平壌編』には、平壌市民から選ばれた20人と南北の歌手が出演する。

 KBSはこの公演を録画収録して15日に放送する予定で、北側も朝鮮中央テレビを通じて同日の夕方から放送する計画だ。また、この日歌われる曲は開化期の歌謡や民謡、統一をテーマにした歌謡など、南北が相互理解をしながら民族の同質性を確認する内容で構成される。

 昨年9月、KBSとMBCが相次いで平壌公演を成功させ、本格化すると思われた南北の放送交流は、今年に入ってから北朝鮮の核問題などで滞っており、今回の『全国歌自慢』平壌公演が交流再開の糸口になるかが注目される。

 昨年、KBS交響楽団は北朝鮮の朝鮮国立交響楽団と合同公演を行い、公演の模様はKBSと朝鮮中央テレビで生中継され、MBCは歌手の李美子(イ・ミジャ)やユン・ドヒョンバンドなどが参加した『2002南北芸術人平壌公演』で成功を収めている。

魚秀雄(オ・スウン)記者
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