バラエティ番組はKBS第2テレビが最多

 今年春の改編以降、地上波テレビ局3社のうち、バラエティ番組の編成比率が最も高い局はKBS第2テレビであることが分かった。

 放送映像産業振興院のニュースウォッチチームは16日、「KBS第2テレビのバラエティ番組の編成率が59.6%で最も高いことが調査された」としながら、「公共放送の一チャンネルとして、他局よりバラエティ番組の編成率が高いのは問題で、改善が必要」と明らかにした。

 ニュースウォッチチームの調査によると、バラエティ番組の編成率はMBCとSBSはそれぞれ48.1%と51.6%で、教養番組を中心に運営されているKBS第1テレビは28%だった。

 KBS第2テレビは2002年秋の55.1%に比べ、今改編以降、バラエティ番組の比率が59.6%に上昇し、商業放送化が加速していると分析された。

 KBSの鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)社長は就任後「視聴率競争に立ち後れても、公共性を高め、放送界の流れを変えるためにKBSが先頭に立つ」と公言してきた。

 ソン・ジョンギル責任研究員は「番組編成はテレビ局が公共性と多様性を具体化する重要な手段」としながら、「KBS第2テレビは教養番組が中心のKBS第1テレビと差別化するという意味でバラエティ番組を集中的に編成し得るが、公共放送としては不適切な数値」と述べた。

 今回の調査は6月23日から29日までの一週間に放送された地上波テレビ局3社の番組を対象にし、報道、教養、バラエティ番組に対する区分は、各社ホームページにある分類と社会通念を反映したと、放送映像産業振興院側は明らかにした。

魚秀雄(オ・スウン)記者
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