ペク・チヨンが3年ぶりにKBSテレビ出演

 歌手のペク・チヨンが閉ざされていた地上波テレビ局の門をこじ開けた。

 ペク・チヨンはこれまで、特に固く門を閉ざしてきたKBSテレビの『ピープル 世の中へ』出演(24日放送予定)を通じて、地上波テレビ局出演の“兔罪符”を与えられる。

 これはペク・チヨンに対する実質的な放送解禁と見られ、これにより教養番組以外のバラエティ番組への出演も可能になると期待されている。

 2000年末に「セックス・ビデオ事件」で物議を醸したペク・チヨンは、事実上、地上波テレビ局への出演が禁止された状態だった。

 2001年の3rdアルバムリリース時も、ケーブルテレビの音楽専門チャンネル以外、ペク・チヨンが立つことのできる地上波テレビ局の舞台は一つもなかった。

 3rdアルバムの活動を終え、ようやくSBSテレビの『メモリーズ』に登場したペク・チヨンは、「物議を醸した芸能人をテレビに出演させるのか」といった世論の激しいバッシングを受けて退く他なかった。

 それから2年後、ペク・チヨンは、今年4月にSBSテレビの『そこが知りたい』を通じて「自分も被害者の一人」と訴え、その後、同局の 『韓善教(ハン・ソンギョ)・鄭恩娥(チョン・ウナ)の良い朝』に出演し、テレビ出演への糸口を見出した。

 5月には「アンチ・ミスコリア大会」に参加して話題を集めたペク・チヨンは、MBCテレビの『とても特別な朝』でこの話題が伝えられ、MBCからも好意的な反応を導き出した。

 最後に地上波テレビ局3社のうち、最も出演基準が厳格なことで知られる公共放送のKBSから出演依頼が来ると、ペク・チヨンの所属事務所はこれを事実上の地上波テレビ局への出演解禁として受け止めた。

 KBS第1テレビの『ピープル 世の中へ』は、6ミリカメラで主人公を追うヒューマンドキュメンタリーで、13日から一週間、ペク・チヨンの一挙一動をカメラに収め、「人間ペク・チヨン」を紹介する。

 18日に4thアルバムのレコーディングを終え、来月のリリースを控えているペク・チヨンは、今回のニューアルバムリリースと同時に、3年ぶりの地上波テレビ局の音楽番組出演への期待が高まっている。

スポーツ朝鮮/金ソラ記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース