世界女性仏子連合会のソモ僧侶が訪韓

 世界女性仏子連合会会長のカルマ・ラクシャ・ソモ僧侶(58/米国)が訪韓した。来年6月末にソウルで開かれる「第8回世界女性仏子大会」の準備のためだ。

 「今回の大会は釈迦の教えである慈悲を通じて世界平和に寄与できる女性像を模索する大会になるでしょう。特にグローバル化の時代に、女性仏教徒の役割を論議し、21世紀に合った女性聖職者のモデルを構築することにも力を傾ける予定です」

 世界女性仏子大会は1987年、釈迦が悟りを開いたインドのブッダガヤーで初めて開催され、以降2年ごとにアジア各地で開かれている。ソモ僧侶は創立時から中心人物として携わり、ずっと総務を務めてきたが、昨年2月に会長に選任された。

 ソモ僧侶は米カリフォルニア大学を卒業後、ハワイ大学で仏教哲学の博士学位を取得し、現在はサンディエゴ大学宗教学科の教授として在職中だ。1977年、フランスでチベット仏教に入信後、韓国や日本、台湾などで仏教修行を行った。

 1982年には韓国に1カ月間滞在し、松広(ソンゴン)寺の九山(クサン)僧侶から慧空(ヘゴン)という法名を与えられ、梵魚(ボムオ)寺で比丘尼戒を受けた。世界中の仏教を幅広く研究したソモ僧侶は「韓国の仏教は教育と修行体系が充実しており、特に参禅修行の伝統がそのまま生きているのが印象的だった」と語った。

 2004年6月27日~7月6日に韓国で開催される「第8回世界女性仏子大会」には『女性仏子の教育と修行』というテーマのもと、27カ国から約500人の仏教界の女性指導者らが参加する予定だ。

 参加者らはソウル・オリンピックパークテルで1週間、学術会議を行った後、全国の寺院を巡礼する。

 ソモ僧侶は「韓国の比丘尼教団は世界で最も組職化されており、強力な女性仏教教団のため、数年前から韓国側に大会の開催を要請してきた」としながら、「今大会はまた、1600年の歴史を持つ韓国仏教と韓国の伝統文化を世界に知らせる良い機会にもなるだろう」と語った。

李先敏(イ・ソンミン)記者
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