韓国映画がハリウッド大作を相手に善戦

 宋康昊(ソン・ガンホ)、金サンギョン、車太鉉(チャ・テヒョン)、ソン・イェジン、ヨム・ジョンア、イム・スジョン、ムン・グンヨン…。

 これらの共通点は?

 上半期の韓国映画のヒットに一役買った誇らしい面々だ。

 この7月、映画館街が熱い。ハリウッド映画が立て続けに公開される中、韓国映画のプロモーションが続く。今年4月に宋康昊、金サンギョン主演の『殺人の追憶』から始まった韓国映画の大ヒットが、映画館街最大のシーズンを迎えたこの夏、さらに勢いを増している。

 大ヒット確実の要素を満載した車太鉉、ソン・イェジン主演の『初恋死守決起大会』は、映画関係者の予想通り、好調な滑り出しを見せた。

 先月26日のロードショー分を含め、29日までに全国で72万人がこの映画を楽しんだ。ソウルだけで24万人の観客を動員するなど、好調なスタートを切った。全国237カ所のスクリーンで公開された作品だけあり、週末の映画館街で大量の観客を動員した。

 車太鉉をはじめとする出演者らは、こうした盛況に応える意味で、5日と6日、ソウルと釜山(プサン)で舞台あいさつを行う予定だ。

 6月の映画館街最高の話題作だった『薔花、紅蓮』も、ヒットに拍車をかけている。先月13日に公開された『薔花、紅蓮』は、29日までに全国で261万人の観客を動員した。口コミで評判になり、10代の映画ファンから圧倒的な支持を受けている。

 『薔花、紅蓮』は10代の間で、今夏の必須アイテム的な映画の一つになりつつある。

 この他にも11日の公開を控えるチャン・ジンヨン、オム・ジョンファ主演の『シングルス』もヒットが期待される。また、『女子高怪談』シリーズの3作目となる『狐階段』も8月に公開され、『薔花、紅蓮』で始まったホラー映画ブームを受け継ぐ構えだ。

 夏はハリウッド大作の独壇場という俗説は、これ以上通用しなくなりそうだ。

スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者
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