チャン・ジュンファン監督がモスクワ国際映画祭で監督賞を受賞

 6月29日に閉幕した「第25回モスクワ国際映画祭」で『地球を守れ!』のチャン・ジュンファン監督が監督賞を受賞した。チャン監督はコダックフィルムの新人監督賞も受賞し、1万メートル分のフィルムを手に入れた。

 映画祭の審査委員団は「スタイルが斬新で独創的だ」としながら、「才能に溢れた監督の出現を祝福する」と明らかにした。

 チャン監督は「大規模な国際映画祭で受賞できて本当にうれしい」としながらも、「本来認めてもらうべき韓国では認めてもらえず残念」と語った。

 しかしチャン監督は受賞直後、モスクワの赤の広場で行われた閉幕パーティーで、監督賞のトロフィーやパスポート、財布が入ったバッグを盗まれ、1日の帰国予定日がずれ込みそうだ。

 申河均(シン・ハギュン)とペク・ユンシクが主演したチャン監督のデビュー作『地球を守れ!』は、ビョングという青年が、自分が働いていた会社の社長が宇宙人だと信じて拉致するという内容のSF映画だ。

 今年4月に国内で公開され、興行的には失敗したが、奇想天外な想像力で評論家には好評を得た。

 今年のモスクワ国際映画祭のグランプリはスペインのミゲル・エルモス監督の『Ends of a Mystery』が受賞した。男女主演賞はイランのパラマルズ・カリビアンと日本の大竹しのぶがそれぞれ受賞した。

李東振(イ・ドンジン)記者
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