大鐘賞主演賞に宋康昊・李美妍

 映画『殺人の追憶』の宋康昊(ソン・ガンホ)さんと『中毒』の李美妍(イ・ミヨン)さんが、第40回大鐘(テジョン)賞映画祭で、それぞれ主演賞を受賞した。

 20日、ソウル市内の慶煕(キョンヒ)大学・平和の殿堂で行なわれた閉幕式で、『殺人の追憶』は今年上半期の最高話題作に相応しく、最優秀作品賞、監督賞(ポン・ジュノ監督)、照明賞(李ガンサン)など、全4部門を総なめにした。

 地方の刑事役を演じてリアリティ溢れる演技を披露した宋康昊さんは「共に撮影をした素晴らしい出演者のみなさんを代表して賞を受賞した」とし、「500万の観客の皆さんに感謝したい」と感想を述べた。

 黒のドレス姿で会場に現れた李美妍さんは「非常に苦労した映画で、涙したことも多かった」としながら、「私の夢である映画をこれからも続けていければと思う」と語った。ポン・ジュノ監督は「全国の野原や野山を歩き回った『殺人の追憶』ファミリーに感謝し、これからも素晴らしい作品を作っていきたい」と語った。

 『地球を守れ!』は新人監督賞(チャン・ジュンファン)、主演男優賞(ペク・ユンシク)、音響技術賞(李ジス、チェ・テヨン)を受賞した。

 『マッチ売りの少女の再臨』も美術賞(李チョルホ)、衣裳賞(チェ・ギョンファ)、映像技術賞(チャ・スミン、ファン・ヒョンギュ、金ソンフン)の3部門で受賞しス。助演女優賞はソン・ユナ(『光復節特赦』)さんに贈られ、『ロードムービー』は審査委員特別賞を受賞した。

 この日の授賞式会場では、スクリーンクォーター制に関する発言も飛び出した。サイダスのチャ・スンジェ代表は「一度破壊された干潟は再び修復することができない」とし、「文化生態系の守護神になるつもりだ」とした。チャン・ジュンファン監督は「地球も守り、文化主権も守れたらと思う」と語った。

▲撮影賞=鄭光石(チョン・グァンソク/『光復節特赦』)▲新人男優賞=クォン・サンウ(『同い年の家庭教師』)▲新人女優賞=ソン・イェジン(『クラシック』)▲美術賞=李チョルホ(『マッチ売りの少女の再臨』)▲音楽賞=李ハンナ(『ロードムービー』)▲脚本賞=チャン・ギュソン、李ウォンヒョン(『先生キム・ボンドゥ』)▲企画賞=金ミヒ(『先生キム・ボンドゥ』)▲編集賞=朴コクチ(『チャンピオン』)▲映画発展功労賞=チェ・フン▲人気賞=宋康昊、ソン・イェジン

朴敦圭(パク・トンギュ)記者
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