初の韓仏共作のバラエティー番組『ボワイヤー遠征隊』

 SBSテレビはフランスのプロダクション「A.L.P」と共同制作するバラエティ番組『ボワイヤー遠征隊』(ソン・ヨンジュン演出)を7月27日からスタートさせる。

 国内のバラエティ番組を外国と共同制作するのは、今回が初めてだ。

 『ボワイヤー遠征隊』はA.L.Pが独自の撮影施設を備え、提供する番組。フランスの大西洋岸に浮かぶ海上要塞「ボワイヤー要塞」で行なわれるバラエティ番組。

 今までにフランス、米国、英国、ドイツ、スウェーデン、アルゼンチンなどの19カ国がこの場所で『ボワイヤー遠征隊』の共同制作番組を収録し、アジアでは今回、韓国が初めてとなる。

 城塞の内外にさまざまなアトラクションやカメラが設置されており、出演者がチームで争う姿を克明に撮影できる。勝つためは5人ずつ、5~6チームを編成して、さまざまな難題を制限時間内にクリアしなければならない。



 海の中のアトラクションをクリアしてクイズを解くなど、身体的、精神的な難関が用意されている。最終関門は虎が守る「宝の部屋」で、制限時間内に宝の部屋に入って模型の金貨を持ち出したチームが、金貨の量に応じた賞金を受け取ることになる。

 撮影は韓国側の制作スタッフがA.L.Pの施設を利用し、共同で行なわれる。国内の制作スタッフ約10人と出演者22人、司会者3人がボワイヤー要塞に隣接する海岸の村に滞在し、一日3回に分けて撮影が行なわれる予定だ。

 女性司会者はピンクルの李孝利(イ・ヒョリ)に決まった。選抜された出演者は、7月11日にフランスへ向う。

 1666年に建造されたボワイヤー要塞は、一時は監獄としても使われたが、1990年に内部を改造してからは『ボワイヤー遠征隊』のロケ地として活用されている。天候上、毎年6~7月に限り撮影が可能なため、常に予約で埋まっている状態。SBSテレビは数年前から交渉を重ね、最近契約にこぎつけた。

 ソン・ヨンジュンプロデューサーは「フランス側のスタッフと作業をしながら、現地の制作システムもいろいろ学べるだろう」としながら、「今回の共同制作は、外国との文化交流というレベルでも意義深い」と語った。

 『ボワイヤー遠征隊』は7月27日から毎週日曜日午後6時から、全14回放送される。

李自妍(イ・ジャヨン)記者
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