「韓国のスクリーンクォーター制(国産映画の義務上映)は、現行通り維持されるべきです」
第3回ソウルフランス映画祭に合わせて訪韓したフランスの映画俳優、ヴァンサン・ペレーズ氏、カンヌ国際映画祭顧問のピエール・リシアン氏など、フランスの映画人らは17日、ソウルプレスセンターで緊急記者会見を開き、「経済論理に押され、スクリーンクォーターを縮小したり廃止してはならない」との声明を発表した。
会見には『ファンファン・ラ・チューリップ』のジェラール・クラヴジック監督やユニフランスの代表らも出席した。
ジェラール・クラヴジック監督は「フランスも劇場収入の11%を特別税で収め、国立映画センターとフランス映画制作に再投資する方式でフランス映画を保護するのに必死だ」としながら、「ハリウッド映画に押されて自国映画のマーケットシェアが25~35%のフランスとしては、現在の韓国映画のマーケットシェアが良い手本」と語った。
ピエール・リシアン顧問は「ここ近年、韓国から国際的に優れた監督が多く輩出されたのは、スクリーンクォーター制の影響が大きい」としながら、「スクリーンクォーター制を縮小するなら、映画の質を落とし、歴史を再び繰り返す失着となるだろう」と語った。