大鐘賞に『殺人の追憶』ほか3作品が9部門ノミネート

 第40回大鐘(テジョン)賞映画祭で『殺人の追憶』、『ロードムービー』、『地球を守れ!』の3作品が、最多の9部門にそれぞれノミネートされた。

 昨年4月から今年の4月の間に公開され、1週間以上にわたって上映された映画の中から33本が出品された今回の大鐘賞は、予備審査を経て9日、28本の本選進出作を発表した。

 『殺人の追憶』は今年最大のヒット作らしく、作品賞、監督賞(ポン・ジュノ)、主演男優賞(宋康昊(ソン・ガンホ))、撮影賞(金亨球(キム・ヒョング))、照明賞(李ガンサン)などの9部門にノミネートされた。

 作品賞には『殺人の追憶』のほか、『光復節特赦』、『ロードムービー』、『地球を守れ!』、『チャンピオン』が、監督賞にはポン・ジュノのほか、金想辰(キム・サンジン/『光復節特赦』)、ソン・ギョンシク(『大韓民国憲法1条』)、金インシク(『ロードムービー』)、郭[日景]澤(クァク・キョンテク/『チャンピオン』)がそれぞれノミネートされた。

 大鐘賞映画祭は11日から19日まで、ソウル市内のスカラ劇場で本選進出作品を上映して受賞作を選定し、20日に慶煕(キョンヒ)大学・平和の殿堂で開かれる授賞式を最後に閉幕する。

 20日には、日本の植民地時代に高麗の青磁を再現しようとする陶工を扱った朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の映画『青磁の魂』を上映する予定だ。

朴敦圭(パク・トンギュ)記者
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