ソウルでデュオリサイタル開く「クォン姉妹」

 世界を舞台に活動する姉妹ミュージシャン、クォン・ミンギョン(ピアノ/32)とクォン・ユンギョン(バイオリン/23)が、31日午後5時から、湖厳(ホアム)アートホールでデュオリサイタルを行う。

 ニューヨークのジュリアード音楽院を卒業し、カーネギー・ホール、アスペン、マルボロなどの舞台で独奏または室内楽の演奏者として個性を発揮する実力派だ。

 姉のミンギョンはジュリアード音楽院で博士課程の学位を得て、ニュージャージー州立大の教授に在職中で、妹のユンギョンはジュリアード音楽院の修士課程に通っている。

 ユンギョンはRCAレーベルからデビューアルバムをリリースし、ミンギョンはKBS新人コンクール(96年)などで大賞を受賞した。二人とも整ったルックスで、国内のシャンプーのCMにも出演した。

 姉妹が今回演奏する作品はヴィターリの『シャコンヌ』、シュトラウスの『バイオリンソナタ』、ビゼー、フバイの『カルメン・ファンタジー』、ルトスワフスキの『スビト』、ラベルの『バイオリンソナタ』。

 フバイ、ビゼーの『カルメン』を編曲した『カルメン・ファンタジー』は楽譜の入手が困難で、国内での演奏は珍しい作品。

 「私たち二人は、米国で『ユン・アンド・ミン』という名前で活動していますが、実際には『ユー・アンド・ミー(You and Me)』の愛称で知られています。韓国での公演演奏プログラムは、時代別にカラーやスタイルが異なる曲で組みました。ピアノパートがとても難しいシュトラウスのソナタもやりますし…」(ミンギョン)

 「姉と一緒に演奏旅行ができてうれしいです。音楽的にも姉は知的で、しっかりと考えながら演奏をするので、多くのことを学べます」(ユンギョン)

ミンギョンはエウォン学校に在籍中に、ユンギョンは5歳の時に米国へ渡った。二人は今後もさまざまな協演舞台に立つ予定だ。

 ユンギョンは6月13日、大田(テジョン)でハム・シンイクが指揮する大田市立交響楽団とファウル・ションフィールドの協奏曲をアジアで初披露する予定だ。問い合わせ(02)751-9606。

金龍雲(キム・ヨンウン)記者
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