李英愛がMBCドラマ『大長今』で2年ぶり活動再開

 女優の李英愛(イ・ヨンエ)が、2年ぶりに活動を再開する。

 李英愛は9月中旬から放送予定のMBCテレビの大河ドラマ『大長今』(金ヨンヒョン脚本、李丙勳(イ・ビョングフン)演出)の主役に決まり、24日午後、MBCと出演契約を交わした。

 李英愛の『大長今』出演は、映画は2001年9月に公開された『春の日は過ぎゆく』以来2年ぶりで、ドラマは2000年に放送されたSBSテレビのドラマ『花火』以来3年ぶりのカムバックとなる。時代劇は『饌品単子』(MBC、92年)、『西宮』(KBS、95年)に続いて3作目の出演。

 李英愛が演じる役は封建主義体制の下で、強い執念と意志で宮廷最高の料理人を経て内医女(宮中の医薬に関する事項をつかさどった官庁内の女性侍医)の地位にまで登りつめ、「大長今」という称号を与えられるほどの伝説的な生涯を送った中宗(チュンジョン)朝の実存人物。

 李英愛は先月中旬、制作陣からオファーを受け、固辞の意向を伝えたが、『大長今』のシナリオを読んで心が動いたという。ちょうど忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)で制作される映画のほとんどが、コメディーかアクションが主流だったため自分のイメージに適した作品もなく、金喜善(キム・ヒソン)、金ヘス、全度妍(チョン・ドヨン)、李美妍(イ・ミヨン)といった映画界のトップ女優たちが次々とブラウン管に復帰していることもあり、苦心の末に出演を決めた。

 制作陣は「李英愛さんは高額の出演料よりも、女優としての出演意識を持って撮影に臨むことができる制作条件を重要視し、共演する先輩演技者たちが違和感を持たないよう調整してほしいと頼むなど、心遣いもトップ女優らしかった」と満足している。

 また「李英愛さんが今年3月に慶尚(キョンサン)南道の統営(トンヨン)で行われた国際音楽祭に出席した時には多少ふっくらとした感じがあったが、今は以前のように完璧なスタイルを維持している」と伝えた。MBCは一大決心をして出演を決めた李英愛に、自社制作ドラマの出演者としては過去最高の待遇をしたと伝えた。

 2001年初めに放送されたドラマ『アジュンマ(おばさん)』以降、約2年間、月・火曜日午後10時台のドラマで一度も1位を獲得できなかったMBCは、李英愛という切り札で一発逆転を狙う。

スポーツ朝鮮/シン・ナムス記者
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