韓国映画がフランスの「カンヌフィルムマーケット」で好評を得ていると、現地の韓国映画関係者らが明らかにした。
すでに完成した作品が売れた過去とは違い、『太極旗を翻して』、『薔花、紅蓮』などの未完成作品が販売されるなど、韓国映画の完成度と商品性が認められているというのが今回のフィルムマーケットの特徴だ。
撮影進度が20%に満たない『太極旗を翻して』は、ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(UPJ)と契約を交わし、日本全国での配給権を得た。この映画に対する日本側の関心は、日本で公開された『シュリ』で192億ウォンの興行成績を収めた姜帝圭(カン・ジェギュ)監督に対する信頼のためだと分析される。
今年2月、アメリカン・フィルム・マーケット(AFM)で、スチール写真のみでフランスの映画会社に10万ドルで販売された『薔花、紅蓮』は、今回26分のダイジェスト版のみで日本の70万ドルをはじめ、イタリア、タイなどの映画会社と契約を交わした。金知雲(キム・ジウン)監督の耽美的映像と独特の恐怖感がバイヤーたちの注目を集めた。
7月の公開を控えた国産アニメ大作『ワンダフルデイズ』は、カンヌフィルムマーケットで、ヨーロッパ4カ国に売れた。中でもフランスには歴代の韓国映画史上、最高の輸出額である50万ドル(約6億ウォン)で配給契約が結ばれた。『チューブ』も日本をはじめ、8カ国に200万ドルで売れた。