オムニバス『同感』がアルバム市場を席巻

 2001年6月にシリーズ第1弾を発表したオムニバスアルバム『同感』は、第2弾(2002年7月)、第2.5弾(2003年3月)を続けて発表し、4月現在までに計85万セット(CD6枚組)、枚数にして510万枚を販売して連日最高記録を塗り替えている。

 以前には2001年のオムニバスアルバムブームを巻き起こした『恋歌』シリーズが1、2弾を合わせて110万セット(CD4枚組)、枚数にして440万枚を記録してトップの座をキープし続けたが、『同感2.5-セイグッバイ』の大ヒットにより、その座が入れ替わった。

 『同感2.5』はアルバム市場の不況にもかかわらず、一日の注文量が2500~3000枚に達し、リリース一カ月で7万セット(42万枚)が販売される勢いをみせている。

  『同感』のこうした成功は、優れた選曲以外にもトップスターが大挙アルバムのジャケットモデルとして参加したことが功を奏したようだ。

 『同感』は第1弾のアルバム『フォー・マイ・フレンズ』に張東健(チャン・ドンゴン)、劉五性(ユ・オソン)、ウォン・ビン、鄭俊浩(チョン・ジュノ)、ク・ボンソンなど、トップ俳優の面々が参加し、第2弾『レインボー』にはペ・ヨンジュン、車勝元(チャ・スンウォン)、張赫(チャン・ヒョク)、チョ・インソン、金ジェウォンなどがモデルとして登場して新たな雰囲気を作った。

 第2.5弾には1、第2弾のスターたちが一堂に会して夢の饗宴が実現した。

 そのため女性ファンの財布の紐が緩んだのはもちろん、その他のオムニバスアルバムとは異なり、出演俳優の認知度のために海外からの注文が次々と舞い込んできている。

 張東健はベトナム、ペ・ヨンジュンは中国、ウォン・ビンは日本からと、アジア各国にいるそれぞれのスターたちのファンがアルバムを買い求め、関係者らは嬉しい悲鳴をあげている。

 レーベル側はアルバムのジャケットや歌詞カードを各国の言語に翻訳して新たに制作しており、海外需要に更なる弾みがつく見込みだ。

スポーツ朝鮮/シン・ナムス記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース