テレビと映画ダブル露出でイメージチェンジを図る李丞涓

 李丞涓(イ・スンヨン/35)が映画『可能な変化たち』と8月にスタートするSBSテレビのドラマ『初恋』に出演し、テレビと映画にダブル露出する。

 李丞涓は昨年公開された映画『憎くてももう一度2002』に出演したが、共演した李ギョンヨンが援助交際スキャンダルで拘束されるなど苦渋を味わった。

 李丞涓は『可能な変化たち』を「一種の独立映画」と紹介した。8月にスタートする全20回の週末ドラマ『初恋』は、構想段階で李丞涓をキャスティングした。また李丞涓は仁荷(イナ)大学社会教育院で週1回「テレビ演技の理解」という3時間の講義も行っている。

 「『憎くてももう一度』はいい経験になりました。大ヒットする映画にだけ出演するなんて、あり得ませんね」。

 李丞涓は『可能な変化たち』で専業主婦とキャリアウーマンの1人2役を演じる。『初恋』は金鐘学(キム・ジョンハク)プロダクションの作品で、早い段階で李丞涓がヒロインに選ばれた。

 「放送作家の金秀賢(キム・スヒョン)さんのドラマ『私の愛は何処に』に昨年末まで出演していました。この間に『ドリームチーム』、『チェンバン・ノレバン』にも出ていたんです。ところがおかしいんです。周囲の人たちから『どうしてそんなに間隔が空いているのか』って聞かれるんですよ」

 それは恐らく李丞涓が演技以外のことで再三マスコミに取り上げられたからだろう。例えば運転免許証の不正取得と、それに伴う社会奉仕活動、オ・ヒョンギョンの夫から車を受け取ったとか、そういったことだ。また、芸能人の「性行為盗撮ビデオ」の噂が流れる度にスポーツ新聞の紙面を騒がせた「L嬢」と目されたこともある。

 「私が『L嬢』の代表選手なんです。何でも1位というのはいいものですよ。なぜそうしたことに私がしきりに巻き込まれるのかはよく分かりませんが、敢えて解き明かす必要はないと思います。私とは無関係なので。ただそんなことでストレスは溜めないようにしています。関心の裏返しだろう、と思っています」

 仁荷大社会教育院の講義は「初講義の時には準備をあまりし過ぎて力尽きてしまった」と言う。「授業料を払って何かを学ぼうという人々なので、言葉が遅くなると申し訳なくて、他人の時間を奪っているようで…」

 ミスコリア「美」に選ばれて芸能界入りした李丞涓は「人々が私を見て楽しんでくれるのが一番うれしい」と語った。「人々に喜びを与えるのは、最高の仕事のようです」。さすが、李丞涓が街中で写真を撮ると、多くの人々が楽しそうな表情で眺めていた。

韓賢祐(ハン・ヒョンウ)記者
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