ウッドストックに象徴されるロックフェスティバルは、韓国では根付かなかった。90年代に入り、大ブレークしたダンスミュージックは、実際に演奏して歌う「リアルミュージック」を地下のライブハウスに追い込んだ。
6月21、22日の2日間、蚕室(チャムシル)総合運動場補助競技場で開催される「ゲート・イン・ソウルミュージックフェスティバル」は、こうしたライブハウスの「反撃」を試みる意味ある企画公演だ。
今年3月8日からソウルのライブハウス「スラッガー」からスタートしたリレーツアーは、大邱(テグ)、全州(チョンジュ)、大田(テジョン)、釜山(プサン)を経て、ソウルに向かって北上中だ。
6月7日にソウルの「クイーン」でのライブ公演が終了すると、21、22日にすべてのグループが集結する「ゲートインソウル」が行われる。2日間、午後2時から午前0時までの10時間にわたって行われるマラソン公演だ。
全仁権(チョン・インクォン)、シン・ヘチョル、春夏秋冬(ポムヨルムカウルキョウル)、シナウィ、デリースパイス、ノバソニック、ブラックシンドローム、ブラックホール、トランスフィクション、ブルドッグマンション、オンニネイバルグァンなどの大物ロックバンドが出演し、シン・デチョル、金ドギュン、金テウォンの3人で構成されたヘビーメタルバンド「DOA」も舞台に立つ。
ハロウィーンのカイ・ハンセン率いるスピードメタルバンド「ガンマレイ」、メタルベーシストのTMスティーブンスも招かれた。この他にも国内のアンダーグラウンドバンドを含む40組が2日間にわたって出演する。
主催側は客席を「スラムゾーン」、「マニアゾーン」、「プリゾーン」に分け、キャンプのような楽しさのあるフェスティバルにする考えだ。問い合わせはホームページ(www.gateinseoul.com)、または電話(02)443-2768まで。