5月31日に予定されていたマライア・キャリーの初の単独来韓公演が中止になった。
来月31日にソウル、6月3日に釜山(プサン)で公演する予定だったマライア・キャリーは、アジア地域で広まる重症急性呼吸器症候群(SARS)に対する懸念のため、6月24日の日本・大阪公演以前のツアー日程を無期延期とした。
マライア・キャリーは26日、オフィシャルホームページ(www.monarc.com/mariahcarey)を通じて、中止となったアジア地域のツアー日程を公開した。
また「USAトゥデー」は25日付けで、マライア・キャリーが6月11日に予定されていたシンガポール公演など、アジアツアーを無期延期し、ローリングストーンズ、サンタナ、アンディー・ウイリアムスなどのミュージシャンもアジアでの公演を避けるなど、SARSの恐怖が音楽業界にも影響を与えていると伝えた。
マライア・キャリーは韓国公演が予定されていた6月1日に、ニューヨークで行われる他の公演に出演することをすでに決定している。
同日ニューヨークで開かれるのは、ニューヨークのラジオ局「Z100」が主催する「Zootopia」という公演で、マライアはこの日、ニューヨークのジャイアンツスタジアムでジュエル、アシャンティ、ジャ・ルール、TLC、サード・アイ・ブラインドなど同じ舞台に立つ。
マライアはしかし、韓国や東南アジア地域でのツアー日程を取り消した一方で、日本では6月24日から7月15日まで、計10回の公演日程を決定して対照的な姿勢を見せた。
公演企画会社のSJエンターテインメント側は「東南アジアツアーの中止のため、5月31日と6月3日の公演は中止となった。現在、日本公演直前の6月21日か22日に韓国での公演を実現させるために努力している」と明らかにした。
マライアは日本での公演終了後、9月下旬まで全米を回り、11月4日にはパリ公演を予定しており、6月の公演が実現しない場合、しばらくは韓国のファンに会うのは難しそうだ。