画家デビューした女優の沈銀河(シム・ウナ/31)さんが3年前を最後にした映画出演以来、初めて公式の場に現れた。
沈さんは「蒼梅会展」のオープンイベント参加のために22日午後、朝鮮日報美術館を訪れた。「蒼梅会」は沈さんの東洋画の師匠、閔庚燦(ミン・ギョンチャン)画伯の弟子らの集まりで、沈さんも今回のグループ展に松の絵4点を出品した。
沈さんはクリーム色のシンプルなラウンドネックのスカートスーツ姿で両親と3人で展示場に現れ、取材陣に囲まれるまでは始終明るい表情でファンのサインに応じた。また絶えずささやかれている「カムバック」については「よく分からない」と含みを残した。
展示会場に入った沈さんは、「やっと銀河が来た」と喜ぶ会員ら一人一人と握手をしながらあいさつをし、記念撮影をした。
しかし沈さんは取材陣などに囲まれたために、本人が出品した『無題』などの東洋画作品4点はまともに鑑賞することができず、会場を後にした。4点のうち2点の絵は、沈さんが最近誕生日を迎えた母親に一度プレゼントしてから展示されたと言う。
一先ず会場を離れた沈さんは、その後一部記者らと行われた電話インタビューで「楽な気持ちで会場入りしたが、集まっている取材陣を見て驚いた」と語った。
また「ほぼ毎日アトリエに出かけている」と絵に対する強い意欲を見せた。特に絵に関する質問には丁寧に答えた沈さんは「今後もさまざまな素材に挑戦してみたい」としながら「美術大展への出品や個展を開くことはまだ考えたことはないが、機会があれば素晴らしい絵をお見せしたい」と語った。
カムバックについて聞くと沈さんは「まだよく分からない」と完全否定はしなかった。「お母さんを通じてシナリオに目を通したことがあるか」との質問には「目を通したシナリオはない」と答えた。
「『デイリー沈銀河』(沈銀河さんのファンサイト)に所属するファンとはたまに会う」と言う沈さんは「表情が明るく見えて何よりだが、普段からもう少しインタビューにも応じてくれれば、ここまで大騒ぎにはならなかったのでは」という質問には「そうですよね、私自身も楽になれればと思います」と語った。