日本で空前のヒットを記録したアニメの話題作が、国内で公開される。
25日に封切り予定のアニメ『もののけ姫』だ。
『千と千尋の神隠し』など、数々の話題作を通じて世界的な巨匠となった宮崎駿監督の代表作だ。
背景は中世の日本。正義感があり勇敢な主人公のアシタカは、タタリ神との戦いの際に腕に呪いをかけられる。
タタリ神が誕生した原因を明らかにし、呪いを消すために西の村に到着したアシタカは、呪いの原因が森を破壊しようとする人間の欲望によってできた事実を知って苦悩する。
モロの君と一緒に暮らす少女「もののけ姫」を救ったアシタカは、最後に森と人間が共存する方法を模索する。
生命尊重の思想と、自然と人間の共存を重視する宮崎監督のメッセージが最も強く込められた作品だ。CGなど240億ウォンの制作費を投じ、古代の原始林、動物や神、人間が繰り広げるアクションシーンをスペクタクルに描き出した。
第75回アカデミー賞のアニメーション賞受賞作品らしく、内容や形式から大作であるのが十分に感じられる。
しかし、制作から6年後に国内で公開される点が惜しまれる。これまでにさまざまなアニメが上映され、目の肥えた観客が、6年前の日本のように熱狂するかは未知数だ。
また、宮崎監督の『千と千尋の神隠し』を知る観客であれば、どこかで一度観たような錯覚に陥るかも知れない。