ペドロ・アルモドバル監督の作品世界を紹介する映画祭が5日から2週間、釜山(プサン)で開催される。
海雲台(ヘウンデ)ヨット競技場に位置するシネマテック釜山は、在韓スペイン大使館と共に5日から20日まで、午後1時から一日4回、アルモドバル監督の作品を上映する。
『トーク・トゥー・ハー』で第75回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルモドバル監督は、独特の色彩感覚と論争的な素材を新しいスタイルで描き、ルイス・ブニュエル以降、最も影響力のあるスペイン人監督に挙げられる。
今回の映画祭では『トーク・トゥー・ハー』をはじめ、『ライブ・フレッシュ』、『欲望の法則』など、6本が上映される。チケットは5000ウォン。
シネマテック釜山はまた、6日から5月25日まで「日本ジャンル映画傑作選」を開催し、50~70年代の時代劇、コメディー、アクションなどのジャンルから影響力を発揮した主要作品を毎週日曜日に上映する。
山中貞雄監督の『丹下左膳余話 百万両の壷』、深作欣二監督の『仁義なき戦い』、市川崑監督の『ビルマの竪琴』などが上映される。
入場は無料。問い合わせはホームページ(www.piff.org/cinema)または電話(051)742-5377まで。