「笑いだけが希望だ、大韓民国を笑いの国にしよう」と訴えている人がいる。
スポーツ朝鮮に『エロビアンナイト』を8年間連載しているユーモア作家の金ジェファさん(51)が最近、「笑う国作り運動本部」を結成して本格的な「笑い運動」を始めた。
「1994年に舞踊家の妻とニューヨークへ行ったんですが、ものすごいカルチャーショックを受けたんです。米国には笑いの社会・文化的価値を研究する研究機関もあるんですよ。防災週間のように「笑い強化期間」のある州もあって、笑いがそれほど重要なんだと実感しました」
それで思い立ったのが名前もユニークな「笑う国運動本部」。東亜(トンア)放送大放送芸能学科の教壇に立ち、企業などで「ユーモア講座」を行いながら、金ジェファさんは地道に運動本部創立のための準備を進めてきた。
昨年末、金さんは自費でソウル市・城北(ソンブク)洞に5坪の事務所を構えた。ここで金さんは、笑いのプロが「笑い運動」に参加するようにと芸能人を説得したという。
これに対し、コメディ作家の全ヨンホ、コメディアンの全裕成(チョン・ユソン)、李洪烈(イ・ホンリョル)、シム・ヒョンレ、金美花(キム・ミファ)、李ヨンジャ、李奉源(イ・ボンウォン)、朴ミソンの各氏らが運動本部の「専門委員」になることを快諾してくれた。
林采正(イム・チェジョン)前大統領職引き継ぎ委員会委キも「民間主導の奇抜でユニークな運動に参加する」と会長職を受諾した。
「笑いで韓国社会を変えることができると信じています。地域間、階層間、世代間の葛藤にもまれ、顔をしかめながら生きている世の中に、笑いは『名薬』となるでしょう」
運動本部は今後「サイバーユーモア学校」を無料運営するなど「地域笑顔運動」を展開し、「ユーモアコンテスト」、「正しい笑顔作り講演会」などを計画している。
運動本部はまた、政治家、企業人、宗教人など、各界の関係者5万人に「一日一笑郵便」を発送する予定だ。