「米国は打倒フセイン、台湾では打倒BoA?」。
BoAの顔をコラージュした写真がインターネット上に急速に広がっており、ネチズンの間で賛否両論が巻き起こっている。
台湾で作られたとされるこの写真は、BoAの子供の頃の写真やテレビ出演時の写真、アルバムジャケットなどをCGで醜くコラージュ処理したものなどだ。
これは「アンチBoA国際後援会」という名前の、台湾にサーバーを持つインターネットサイトが広めているもので、写真にURLを明記して「BoAを殺すことに参同せよ」と呼びかけている。
写真と共に口にはし難い卑俗語の数々と「BoAの悪魔のような音楽と顔が私たちの耳と目を汚すことを許さない」といった刺激的な意味を含んだ中国語の文句も並んでいる。中には「20歳で肥満症で苦しみ21歳で死ぬ」といった呪いの内容も含まれている。
これらの写真が国内のインターネットサイトで急速に広がると、ネチズンたちはこれに反対する反応を見せている。「まだ若いBoAを特別な理由もなく苦しめるのは酷だ」といった意見だ。
しかし、一部からは「韓国でもチョナン・ガン(草なぎ剛)をはじめ、国内で活動したか活動している外国人に対して『言葉が通じない』などの理由で笑いものにしたことが一度や二度ではない」と、むしろ韓国のファンの反省を促す意見もある。
BoAの所属事務所のSMエンターテインメントは「写真が台湾で作られたという証拠もなく、一部ネチズンによるいたずらの可能性が高い」と冷静な対応をしている。しかし、BoAが台湾に一度も訪問したこともない状況で、こうした事態が起きたことについては深刻に受け止めている様子だ。ある関係者は「真偽を明らかにし、組織的かつ故意の名誉毀損であれば、徹底して対応する構え」と明らかにした。
一方、台湾事情に詳しいある中国語学校の講師は「台湾でもインターネットの普及率が高い分、芸能人のアンチサイトが多く存在し、その中には韓国や日本の芸能人に対するアンチサイトも数多く存在する」と語った。