天然石鹸専門家のチョ・ヨンギルさん

 ラベンダー石鹸、ペパーミント石鹸、炭石鹸、ココナッツ石鹸…。

 天然の材料で作られた珍しい石鹸が、最近流行している。主に輸入品のために高価なものが多いが、肌に良いという噂と共に市内のあちこちで「天然石鹸」の店がオープンしている。

 チョ・ヨンギルさん(36)は、こうした天然石鹸を自分で作って使用している男性だ。大手企業とベンチャー企業で働いた後、3年前からハーブ・アロマショップを経営し、昨年初めからは「Good Soap」という石鹸材料を販売する会社を立ち上げた。

 チョさんは石鹸に関する知識を、米国で出版された石鹸関連の本約20冊と、インターネットの石鹸コミュニティ(http://cafe.daum.net/herbsoap)を1年あまり運営した経験から得た。

 これらを基に石鹸を作る方法を紹介した『私の肌にぴったりの天然石鹸作り』(ヨンジン刊)という本も最近出版した。チョさんに、天然石鹸がなぜ良いのか、どうやって作るのかを聞いてみた。

-天然石鹸とは何ですか?

「市販の一般石鹸には防腐剤、乳化剤などが入っており、化学物質の固まりと同じです。一方の天然石鹸は、天然材料を主に使用しているので、作る際に生成されるグリセリンが、肌を生き生きとさせ、保護してくれます。しかも、天然石鹸から出る石鹸水は、24時間後には水と炭酸ガスに分解されるので、環境にもやさしいんです」

-材料によってヌんな機能がありますか?

「ラベンダー石鹸は、ニキビやアトピー性皮膚炎の肌に良く、バラ石鹸は女性ホルモンを調節してくれるので、年齢を重ねても肌の張りを失わないようにしてくれます。ただ、バラ石鹸を作るためのローズオイルは1ミリリットルで10万ウォン以上もするので、高すぎるのが難点ですね。一方のラベンダーオイルは、10ミリリットルで2万ウォン程度なので、一度作って見ることをお勧めします。ペパーミント石鹸は血行を良くしますので、疲労回復にはもってこいです。この石鹸で足を洗うと、疲れが取れるのが実感できます」

-最も簡単に作る方法を教えてください。

「型を使う方法をお勧めします。市販されている石鹸を溶かして好みの型に流し込むんです。厳密に言えば市販されている石鹸をベースとして利用しますが、自分の手で好みの石鹸を作る一番簡単な方法です。家庭の電子レンジを使って安全に作ることができます」

-直接作ることにどんな魅力を感じますか?

「自分の肌にぴったりの石鹸を作ることができるし、友人などにプレゼントしても喜ばれます。私は後輩の結婚祝いにオリジナルの石鹸を作ってプレゼントしました。子供が通う幼稚園の先生にもプレゼントしました。

真心がこもったとても良い贈り物だと思います」

李圭鉉(イ・ギュヒョン)記者
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