車勝元(チャ・スンウォン)主演の映画『先生キム・ボンドゥ』が、公開前にハリウッドに売れた。
19日にスタートした北米最大のフィルムマーケット「AFMA(American Film Market)」で、ハリウッド大手の映画会社「ミラマックス」と22日、リメーク版権と北米地域での配給権契約を交わしたもの。
契約条件はリメーク版権のみで50万ドル(約6億ウォン)。北米地域での配給権は10万ドルで、観客が100万人単位を超える毎に2万5000ドルを追加支給する形だ。
今までに『極道の妻』や『家門の栄光』などのリメーク版権契約を交わした韓国映画はあったが、いずれも国内で大ヒットした後に契約を結んでいる。
完成前にシナリオと企画コンセプトのみを見てリメーク版権契約をしたのは、韓国映画史上初のことで、忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)の斬新なアイディアがハリウッドでも十分に通用することを証明した「事件」だ。
『先生キム・ボンドゥ』の海外セールスを担当する「シネマサービス」のムン・ヘジュ理事は「ミラマックスと『光復節特赦』のリメーク契約後、偶然『先生キム・ボンドゥ』の話が出た。作品コンセプトに関心を示したミラマックス側が、リメーク版権契約を提案してきたため、翌日にサインをした」と明らかにした。
一人の不良教師が田舎の分校に赴任してから巻き起こる、心温まる愉快な話を描いた映画『先生キム・ボンドゥ』は、3月末の公開を予定している。