「あなたは聞いていますか 私の最後の呼吸を/あなたは知らないはずです 今日の私の事故の知らせを/永遠に知らない方がまし 笑顔のままで…」
ロックグループ「M.C the MAX」の『最後の私の呼吸』が、大邱(テグ)地下鉄惨事の内容をそのまま盛り込んでおり、大きな反響を呼んでいる。
M.C the MAXが先週発表した『最後の私の呼吸』は、哀愁溢れる李スのボーカルと切ないメロディーのバラード。人生最後の瞬間を迎えた人が愛する人に送る切ない内容の歌詞が感動を与える。
この曲は大邱地下鉄事故当時、犠牲者たちが最後に家族に送った携帯電話のメッセージとオーバーラップする。
「あなたは聞いていますが 私の最後の荒い呼吸を/このすぐ後にこの息が止まるとしても絶対後悔はしない/私たちの過ぎ去った記憶と一緒に過ごした時間/私 今あなたに話したいことがある…」
今月20日、KBS第2テレビの音楽番組『ミュージックバンク』で初めてこの曲を披露したM.C the MAXのホームページには、「この歌を聞くと涙が溢れる」、「歌詞が大邱の惨事と絶妙に重なる」という反応が殺到している。
M.C the MAXは「初め、金ヒョンチョルさんからこの曲をもらった時、あまりにも切なくて、歌いながらも心が痛んだ」とし、「事故で家族を失った方々に、少しでも慰めになれたら」と話した。