ジョナサン・デミ監督がメガホンを取った『The Truth about Charlie』でハリウッドに進出した朴重勲(パク・チュンフン)が、2年ぶりに忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)へ帰って来る。
朴重勲が復帰作に選んだ作品は、660年の新羅軍と百済軍の黄山(ファサン)平野の戦いをコミカルに描いた『黄山平野』。
三国時代の新羅と百済が現在と同じ方言を話したという仮定の下、既存の歴史をコミカルに描いた独特な素材のコメディーだ。ストーリー自体は荘厳な内容だが、インパクトのある主人公たちは、方言で独自のカラーをかもし出す。
朴重勲が演じる役は、黄山平野の戦いで5000人の決死隊を率いて壮烈な戦死を遂げた階伯(ゲバク)将軍。ユーモアたっぷりの全羅(チョルラ)道なまりで観客に「コミカル演技の真髄」を披露する。「朴重勲の笑い」を心待ちにしていたファンにとってはまさに朗報だ。
朴重勲は出演料3億5000万ウォンとは別に「特別興行インセンティブ」を契約に盛り込んだ。ハリウッド2作目出演のために今月4日に渡米した朴重勲は、18日に帰国し次第、デビュー19年目にして初の「方言演技」に挑戦するため猛特訓に入る。
一方、朴重勲のライバル、金庾信(キム・ユシン)役には鄭進永(チョン・ジニョン)がキャスティングされた。階伯将軍がのんべんだらりとした全羅道なまりで笑いを誘、なら、金庾信は対照的にガラの悪い慶尚(キョンサン)道なまりを炸裂させる。
演出は93年の『キッド・カップ』以降、制作や輸入配給に専念してきたシネワールドの李俊益(イ・ジュニク)代表が務める。