映画『童僧』、ベルリン映画祭受賞なるか



 映画『童僧』(スペクトラムフィルムコリア制作、チュ・ギョンジュン監督)のベルリン映画祭での受賞に期待が集まっている。

 昨年から20以上の各種の国際映画祭に招待され、韓国映画史上で最も多く国際映画祭に招待された作品となった『童僧』は、今月7日(以下韓国時間)から17日までドイツのベルリンで開かれている第53回ベルリン国際映画祭の児童映画部門(Kinderfilmfest)に招かれた。

 今年で26回目を迎える児童映画部門には、韓国の『童僧』以外にも、カナダ、フィンランド、イスラエル、ドイツ、日本などから出品された長編14本と短編16本が参加し、最優秀作品にはクリスタル・ベア賞と賞金が授与される。

  『童僧』は開幕式に続き、授賞式が行われるメイン会場のベルリナーレ・パラストで二度上映(10、11日)されるが、関係者らは受賞に期待を寄せている。

 『童僧』の受賞が有力視される理由は、昨年6月に行われた上海映画祭で脚本賞を受賞し、昨年11月のシカゴ映画祭では3回の上映分のチケットが売り切れ、観客賞を受賞するなど、海外での爆発的な反響を得たためだ。

 企画から制作まで、7年がかりで完成した『童僧』は、赤ん坊の僧侶と独身の僧侶、そして住職が一つ屋根の下で生活する中で起こるエピソードの数々を描いた映画。

 『ソラリス』、『The 25th Hour』、『英雄(ヒーロー)』など、22本の映画が金熊賞の受賞を狙って凌ぎを削っている今回のベルリン映画祭で韓国映画は、コンペ部門への進出には失敗し、『復讐者に憐れみを』、『密愛』、『金ジナのビデオ日記』、『境界都市』がニューシネマフォーラム部門に出品された。

 その他にも『マッチ売りの少女の再臨』がパノラマ部門に出品されるなどした。

ベルリン=李ユヒョン記者
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