海軍の海難救助隊(SSU)の将校、金ジュン(申鉉濬(シン・ヒョンジュン))は、長年の友人であり同僚の李テヒョン(金ヨンホ)の日記帳を偶然見て驚く。
恋人のカン・スジン(申恩慶(シン・ウンギョン))にテヒョンが片思いしている事実を知ったジュンは、スジンに対する態度が変わり、行き所を失ったスジンは英国留学に向かう。
映画『ブルー』(7日公開)は、3年ぶりにSSUの訓練隊長として復帰したスジンを取り巻き、ジュンとテヒョンの友情と愛情を描いた海洋アクション映画。海軍の合同訓練中に潜水艦の「韓半島艦」が深海に沈没する事故が起こると、SSUの隊員たちは死を顧みずに救出作戦に乗り出す。
水中での場面が全体の30%を占める『ブルー』は、特に深海をリアルに再現することにこだわった。深さ5メートルのプールで俳優とスタッフが水中撮影をして、被写体とカメラが同時に動く撮影方式を取り入れ、特殊効果にのみ依存した『ユリョン』(1999)よりも、さらにリアリティ溢れた海中シーンを披露している。
愛情と友情の間で悩む申鉉濬と金ヨンホは、互いにまったく違ったカラーの演技を見せた。
申恩慶は複雑な関係に縛られる女性将校の役を難なくこなし、出世欲に駆られ隊員達に過酷な訓練を課す李イルチェ(チェ中領)や巧みなユーモアで雰囲気を和ませるコン・ヒョンジン(朴中士役)の演技が全体に安定感を与えた。
海軍の全面協力を得て撮影された『ブルー』は、スキン・スキューバなど高度の体力訓練をクリアした俳優たちの汗と演技のアンサンブル、「清海鎭艦」をはじめ最先端装備やコンピューターグラフィック(CG)など、多くの見どころが加わり臨場感を活かした。
しかし映画『手紙』で繊細なラブストーリーを描いた李廷国(イ・ジョングク)監督は、この映画ではテヒョンとスジンの恋愛を非常にあさっりと描いており、劇的な感動は薄い。