『二重スパイ』の日本配給会社「40億ウォン投じてマーケティング」

 映画『二重スパイ』の日本での配給元「ギャガ・コミュニケーションズ」が6月7日からの日本公開を控え、40億ウォンのマーケティング費用を決定して話題を呼んでいる。

 40億ウォンという金額は韓国映画一本の制作費に値する。全国約200カ所の劇場での公開を予定しているギャガ・コミュニケーションズは、公開日に合わせて韓石圭(ハン・ソッキュ)を招待するなど、大々的なプロモーションを計画している。

 150万ドルで上映権を獲得したギャガ・コミュニケーションズは「分断の悲劇と暴力の現代史を真正面から描いた『二重スパイ』は、日本でも十分に話題となり得る映画」と評価。『シュリ』に続いて再び韓石圭ブームを起こすという目標の下、大規模なマーケティングを計画している。

 日本ではすでに『二重スパイ』に対する関心が高まっている。『シュリ』、『8月のクリスマス』、『カル』などを通じ、アジア全域で高い知名度を誇る韓石圭が3年ぶりに出演した作品という理由だけでも話題となっている。

 スポーツニッポンが25日に来韓し、公開当日のソウル劇場で取材を行い、韓石圭にインタビューをするなど、日本の各メディアも関心を寄せている。

 24日に公開された『二重スパイ』は、イデオロギーを守るために偽りを助長し、真実を隠蔽した南と北、そして分断とイデオロギー対立がもたらした悲劇の80年代を過ごさなければならなかった二重スパイの生き様と悲劇的な愛を描いた作品だ。

スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者
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