李仲燮展示館に作品80点を寄贈した李皓宰さん

 李皓宰(イ・ホジェ/49)ガナアート代表が李仲燮(イ・ジュンソプ)の油絵など、近現代の美術作品50点を最近開館した西帰浦(ソグィポ)市の李仲燮展示館に寄贈する。

 李代表が展示館に伝達する作品中、李仲燮の原画は『ソプ島が見える風景』(1951)、『凧と子供』(50年代)の油絵2点と、銀紙画2点、はがき2点、ドローイング1点など、あわせて7点。

 この他に、「李仲燮の友人たち」というタイトルの下、金煥基(キム・ファンギ)、朴壽根(パク・スグン)、張旭鎭(チャン・ウクジン)、李應魯(イ・ウンノ)と、同時代作家の作品43点も一緒に寄贈する。

 西帰浦は李仲燮(1916~1956)画伯が韓国戦争中の1951年、春から冬にかけて妻と2人の息子を連れて非難生活を送った場所だ。西帰浦市は李仲燮通り、李仲燮記念館の開館に続いて、昨年11月末、「李仲燮展示館」をオープンしたが、作品価格があまりにも高価なため、李仲燮の油絵作品は確保できなかった。



 李代表は23日、「現在残っている李仲燮の作品は、全部あわせて約250点」とし、「作品が極めて貴重だという話はよく知っていたため、数年前から必ず私が寄贈しようと心に決めていた」と話した。

 銀紙画2点は先日、日本に居住する李仲燮画伯の息子から購入したもの。李代表は「今年はガナ画廊が開館20周年を迎える年」とし、「これまで李仲燮の作品を販売して多くの得をしたため、何か恩返しをしたかった」と説明をした。

 また、「李仲燮の絵だけでは170坪規模の展示場を埋めることができないため、李画伯とnしい時代を一緒に生きながら、親睦を深めてきた作家の作品まで寄贈することになった」と付け加えた。

 国内最大規模の商業画廊のひとつを率いている李代表は、2001年初めにも、これまでに集めた80年代の民衆美術コレクションをソウル市立美術館に寄贈している。

鄭在娟(チョン・ジェヨン)記者
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