趙容弼さんが24億ウォンを心臓病の子供のために寄付

 歌手の趙容弼(チョー・ヨンピル)さんが、妻から相続した遺産の200万ドル(約24億ウォン)を心臓病で苦しむ子供たちのために寄付した。

 趙容弼さんが所属する「YPCプロダクション」は20日、「趙容弼が400万ドル(約48億ウォン)の遺産を故アン・ジンヒョンさんから相続することになった」とし、「趙容弼は現地での相続税50%を控除した全額を社会事業に利用する意向を伝えた」と明らかにした。

 今月16日午後3時30分(現地時間)、米ワシントンDCの法律会社「シルバーマックゴーウェル&シルバーP.C」で故人の弁護士であるジョエル・シルバーさん、妹のジェニファー・アンさんら遺族が立ち会う中、公開されたアン・ジンヒョンさんの遺言状によれば、1000万ドル(約120億ウォン)相当の故人の遺産の40%にあたる400万ドルが夫の趙容弼さんに残された。


 故アン・ジンヒョンさんは昨年12月9日、米クリーブランドのクリーク病院で心臓の手術を受ける直前に作成した遺言状で「普段から夢見ていた音楽教育の事業の足しになれば」という遺言と共に趙容弼さんに遺産を残した。

 遺言執行の委任を受けた弁護士のジョエル・シルバーさんは「故人の残した財産は、メリーランド州ボルティモアにある『ホリデーインエクスプレスホテル』、ポトマックの自宅、生命保険など1000万ドルに上る」と明らかにした。

 故人はまた、宗教団体に240万ドル(約29億ウォン)を寄付し、残りの遺産は母親と一部の親戚、そして実の娘に残した。

 喪に服している趙容弼さんの代理として遺言状のJに立ち会った金ホンYPC理事は「遺言状を元に3カ月以内に裁判所に執行の申請を行わなければならず、不動産を処分して遺産を配分するまでには、最低でも1年はかかる」と述べた。また「不動産の相場次第では売却がさらに遅れる可能性もあり得る」と述べた。

 葬儀を終えた後、深い悲しみに包まれていた趙容弼さんは「心臓病でこの世を去った妻のためにも、遺産を恵まれない心臓病の子供たちのための手術費に充てたい」と、相続する24億ウォンを社会事業に寄付する意向を伝えた。

 YPC側は「恵まれない心臓病の子供たちを支援する具体的な方案を設け、遺産を実際に相続する時点であらためて発表する」と明らかにした。

スポーツ朝鮮/金ソラ記者
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