インドネシア観光長官「バリ島は地上の楽園」

 「バリ島でテロが起こった直後は、一日5500人にも達した観光客が800人にまで急減しました。それでも韓国人観光客は、以前と同じように訪れてくれました」

 インドネシア文化観光部のイグデ・アルディカ長官は、韓国国民に感謝の意を表した。昨年10月12日、190人の命を奪ったバリ島の爆弾テロ事件以降、インドネシアを訪れる観光客は激減したが、韓国人は以前と変わらずにインドネシアを訪れているという。

 アルディカ長官は今月14日に来韓し、国内旅行業界の関係者や文化観光部の金聖在(キム・ソンジェ)長官らと会い、インドネシア観光の広報活動を行っている。

 「2003年に入り、再び観光客数が3500~5000人ほどまで回復しています。治安には格段の配慮を払っているので、安心してインドネシア観光を楽しんでほしいと思います」

 バリ島でのテロ事件を真夜中、地方へ出張に向かうフェリーの船上で報告されたという長官は「楽園のようなバリで、どうしてあれほど無惨なテロをしようとしたのか理解できない」としながら、「インドネシア人は元々優しく、すぐに外国人と親しくなれる特性を持っている」と語った。

金旺根(キム・ワングン)記者
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