一部の市民団体とネチズンが展開している「007ボイコットキャンペーン」に、国内配給元の「20世紀フォックスコリア」が“無料上映”で対抗する。
20世紀フォックスコリアは、17日午後6時45分から、ソウルシネシティー劇場で『007/ダイ・アナザー・デイ』の無料上映会を行うと15日明らかにした。観覧等級の15歳以上であれば誰でも観覧でき、先着順で無料入場できる。
20世紀フォックスコリアの関係者は「映画が公開される前から、反米感情に便乗した『007ボイコットキャンペーン』が起り、映画を観たことのない人まで『007/ダイ・アナザー・デイ』が韓半島の現実を歪曲している、といった先入観を持つケースが多かった」としながら、「興行的に成功するかどうかは別に、映画そのものを判断する機会を映画ファンに提供するという主旨で、無料上映会を準備した」と述べた。
また、「最近、インターネット上でも『映画を直接観て、誤解が解けた』といった意見が多く、自信を持って積極的なPR活動を展開する戦略に変えた」と付け加えた。
統一連帯などの一部市民団体とネチズンは、公開前の昨年12月中旬から「007ボイコットキャンペーン」を展開し、『007/ダイ・アナザー・デイ』は米国での興行成績に比べ、韓国では相対的に低調な興行実績にとどまっている。