『野人時代』青年・壮年の金斗漢がバトンタッチ

 SBSテレビの人気ドラマ『野人時代』が、日本の植民地時代を背景にした1部を終え、20日から解放以降の現代史を扱った2部をスタートさせる。

 2部では派手なアクションでドラマの人気をリードした金斗漢(キム・ドゥファン/アン・ジェモ扮)役を時代劇『太祖王建』の弓裔役としてスポットライトを浴びた金永哲(キム・ヨンチョル)が引き継ぐなど、出演陣の大部分が入れ替わり、ドラマの雰囲気も一変する。

 2部の初期には、父の金佐鎮(キム・チャジン)が左翼に殺されたという事実を知った金斗漢が、「打倒共産堂」を掲げて立ち向かう姿が10回ほど放映される。

 以降、国会議員として政界に進出した金斗漢が、李承晩(イ・スンマン)、朴正煕(パク・チョンヒ)政権と衝突する過程を中心に描かれる。

 李ジョンジェ、李ファリョン、ユ・ジグァンなどとの勢力争いも何割かを占める。韓国の無頼漢の伝説と称されるシラソニは、1部を連想させるアクションを披露する。

 脚本を手掛けている李煥慶(イ・ファンギョン)氏は、10日に開かれた1部終了の記念イベントで、「日本の帝国主義と対立した1部とは異なり、2部では明確な対立対象がなく、政治的状況によって立場が変わる金斗漢の人間的苦悩が中心を成す」としながら、「解放以降の韓国現代史のさまざまな側面を描いていきたい」と語った。

 金永哲は「視聴率が非常に高いドラマなので、その分プレッシャーが大きい」としながら、「視聴者が金永哲の金斗漢を違和感なく受け入れるようにしたい」と語った。

チェ・スンヒョン記者
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