『暗縁』のコ・ハンウ(36)が長年の沈黙を破り、3rdアルバム『後愛』をリリースした。
1997年に発表した『暗縁』以降、コ・ハンウはまったく注目を集められなかった。2ndアルバムはヒットせず、2000年にはマリファナ事件で紙面を騒がせたりもした。今回リリースされたアルバム『後愛』は、デビュー当時を彷彿とさせる“哀愁のバラード”で満たされている。
タイトル曲の『非恋』は、『暗縁』をアップグレードさせたような哀愁漂うバラードのスタンダードに則った曲だ。
鼻音が程よく心地よいコ・ハンウの歌声は、中低音が特に魅力的で、『悲しい愛』や『孤独の痛み』といった曲を精一杯表現している。ボサノバのリズムとサックスが良く似合う『メモリーズ』は、コ・ハンウの新しい魅力を引き出している。
この他の曲でもコ・ハンウは、弦楽と管楽を程よく配した伴奏でバラードファンの心を捕えている。