溌剌元気な英語教育番組が大人気

 「英語教育の番組なのか、バラエティ番組なのか?」

 既存の枠を超えた“破格の英語教育番組”が、視聴者の関心を集めている。「ただ読んで、解釈して、真似る」といったスタイルを脱したこれらの番組は、「楽しいから勉強も簡単」という点に着眼して日々人気を増している。

 昨年8月にスタートしたEBSテレビの『イングリッシュカフェ』(月~金曜日/午後9時30分スタート)がその代表格。この番組の出演陣は「Take Me To The Airport(空港へ行きましょう)」 といった簡単なフレーズを多様なラップに変形させ、やかんや鍋を叩きながらミュージカル『NANTA』のようなパフォーマンスもする。

 演劇のようなオーバーリアクションや表現の多い、即興のシチュエーション・コメディーコーナーも人気だ。米国人宣教師たちから英語を学んだという国内派講師のムン・ダンヨル氏が主人公の“壊れた教師”役で、共演するチェ・ジェウォンと李ジヒも番組を盛り上げる。

 この番組のホームページの掲示板には「英語がこんなに面白いとは思わなかった」といった視聴者からの意見が毎日数十件ずつ寄せられる。視聴者クイズの応募者だけで毎回1000人以上が応募し、番組に出演するためには20分の1の競争率をクリアしなければならない程だ。

 外国語の教育番組としては珍しく、昨年11月には『今月のプロデューサー賞』にも輝いた。プロデューサーの金ヒョンスン氏は「英語に対する恐怖感を無くそうという発想で常識を覆す試みをしたために、良い反応を得たようだ」と語った。

 ケーブルテレビの教育チャンネル「JEI」の自社番組『ナ・ウォンレ姫とオム代理の昇進英語』(火~土曜日/深夜2時)や『ムンプロデューサーのバター発音学堂』(火~土曜日/深夜1時30分)もやはり大人気だ。英語ができないオム代理の“韓国語式英語”をナ・ウォンレ姫が一つずつ直してくれ、昇進試験に合格させるという内容だ。

 オム代理の滅茶苦茶な英語が笑いを誘う。『ムンプロデューサーの…』は、『ギャグコンサート-鳳仙花学堂』をコミカルにパロディした“英語発音クリニック”だ。

チェ・スンヒョン記者
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