韓石圭が『二重スパイ』で全裸後姿を披露

 トップスターの韓石圭(ハン・ソッキュ)が、裸の熱演を繰り広げた。映画『二重スパイ』で3年ぶりにスクリーンに復帰した韓石圭が、カメラの前で全裸を披露した。

 95年の『ドクター・ポン』で本格的に映画界に進出した後、『接続』、『グリーンフィッシュ』など、連続連打の大ヒットを記録して、忠武路(チュンムロ/韓国映画界の中心地)のトップの座を守ってきた韓石圭が、際どい露出シーンに挑戦するのは今回が初めて。

 今まで紳士なイメージとシャープな演技でファンの支持を集めてきた韓石圭が、全裸露出を敢行した話題のシーンは、偽装亡命したリム・ビョンホが中央情報部の取調室で拷問を受ける場面だ。映画の導入部分に登場し、リム・ビョンホという人物の悲劇的な運命を暗示する重要なシーンのため、韓石圭はためらうことなく服を脱いだ。

 ロケは一週間、釜山(プサン)・水営(スヨン)湾総合撮影所のセットで行われた。金ヒョンジョン監督と金ソンボク撮影監督など、最低限のスタッフが見守る中で行われた。99年の『カル』以来、約3年ぶりにスクリーン復帰する韓石圭は、トレーニングで鍛え上げたボディを惜しみなく披露したという。

 制作会社「Koo&フィルム」の関係者は、「映画の中で、取調員の拷問で限界に達した韓石圭氏が裸のまま『大韓民国万歳』と叫ぶ姿は、観客に強烈な印象を残すだろう」と説明した。

 『二重スパイ』は冷戦時代の1980年代、韓国に偽装亡命し、二つの顔を持って生活しなければならなかった“二重スパイ”リム・ビョンホの劇的な生涯を描いた映画。チェコ、ポルトガル、釜山を往復しながらロケが行われ、現在は作品の仕上げ段階。映画館街最高の書き入れ時の正月シーズン、韓国映画のプライドを守る作品として、今月24日に公開される。

スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者
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