韓半島の現実を歪曲して描いているというネチズンの非難の中、先月31日に公開されたハリウッド映画『007/ダイ・アナザー・デイ』が、1日までの2日間に全国で19万5033人(ソウル5万8100人)の観客を動員したと映画人会議配給改善委員会が2日、発表した。
これは先週末に公開された映画の観客数と比較した場合、ソウルの観客動員順位の4位に相当する。『ダイ・アナザー・デイ』の公開前のインターネット予約率は3%前後と低調だったが、公開当日の座席シェアは60~70%を維持していたことが分かった。『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の公開当日の座席シェアは95%、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は89%だった。
統一連帯などの市民団体は31日、ソウル、大韓、ミョンボなど、『ダイ・アナザー・デイ』の公開を始めたソウル市内の劇場と全国主要都市の劇場で「韓半島の現実を歪曲した007映画の看板を降ろそう」などと書いたプラカードを掲げ、「007ボイコット」キャンペーンを展開した。
反米情緒がいつもに増して高まっているこの時期に、デリケートな素材を扱った同映画が、99年に公開された『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』の興行成績(ソウル37万5500人)を上回るかどうか、注目が集まっている。