人気グループの神話(シンファ)が、5thアルバム『パーフェクトマン』をリリースしたのが昨年の4月だったが、12月末にも6thアルバム『君の結婚式』を発表した。アルバムリリースが多くて1年に1枚というこの業界では、まさにニュースといえる。
神話はジェクスキスとH.O.Tの解散以降、g.o.dと人気を二分する人気男性グループだ。彼らは「年末にニューアルバムをリリースしないのは業界の常識だが、ファンへの新年のプレゼントだと考えている」と語った。
エリック(23)、アンディー(21)、李玟雨(イ・ミヌ/22)、シン・ヘソン(23)、チョン・ジン(22)、金ドンワン(23)。健康的で整ったルックスのメンバー6人は、いつの間にか二十歳を過ぎ、デビュー(1998年)当時の少年の姿から脱皮した。
ヒップホップの『ウッシャウッシャ』をリリースし、典型的なダンスグループとしてデビューした神話は、2ndアルバムの収録曲『T.O.P.』で本格的に人気を独占し始めた。新年の音楽番組で披露されるニューアルバムの曲は、より一層ボリューム感の増したヒップホップを聴かせる。バラードはさらに円熟味を増し、速いテンポの曲はより男性的な印象を与える。
全13曲が収録されたニューアルバムには、作曲家のユ・ヨンジン、ユ・ハンジンらが曲を手掛け、ギタリストのハム・チュンホとサム・リーがセッションマンとして参加した。また、メンバーの李玟雨が『Lost In Love』をはじめ、3曲を作詞、作曲した。
タイトル曲の『君の結婚式』は、速めのビートにテクノサウンドを融合させたヒップホップ。「弟の花嫁に一目惚れする」といった内容を歌っている。ロックボーカルスタイルからR&Bスタイルまで、メンバーそれぞれのボイスカラーが活かされている。
ミディアムテンポのバラード『秘密』は、女性ファンの心をキャッチしそうな一曲だ。ボーイグループのスタンダードに則って、分かりやすく親しみやすいメロディで構成された。幾多にもレコーディングされたメンバーのコーラスが、曲の雰囲気をいっそう豊かにしている。
9曲目の『Get Up』は、同じ事務所(SMエンターテイメント)に所属する先輩アーチストのヒョン・ジニョンが作曲した曲。DJingでリミックスされたボーカルが、ヒョン・ジニョンスタイルの証だ。シン・ヘソン作曲のシンプルなバラード『夕焼け』がアルバムを締めくくる。